N2文法⑦

~ かねる

意味:「〜できない」の硬い表現、「〜が出来ない」から断る使う、なので、ネガティブな表現
接続:「マス」形+かねる
例文:
①:私にはわかりかねますので、窓口で対応いたします。
②:その説明では納得しかねるな。書類をもう一度作り直して欲しい。
③:見るに見かねて弟の片付けを手伝うことにした。
④:申し訳がざいません。期日までに回答(かいとう)を差し上げることが出来かねます。

〜かねない

意味:「悪いことが起こる可能性がある」の硬い表現
「かねる」と同じで、ネガティブな表現
「かねない、恐れがある」は同じ意味
「かねない」→自分の予想
「恐れがある」→データを参考にしたより客観的(きゃっかん)な予想
接続:「マス」形+かねない
例文:
①:このまま放置しておくと、大きな問題になりかねない。
②:社員と社長が対立している。このままだと会社が倒産しかねない。
③:そう簡単に個人情報を他人に教えると、後で、悪用されかねないですよ。
④:三日の夜から四日の朝にかけて、東北地方で大雨の恐れがあります。

〜がたい

意味:「〜にくい、〜づらい」の硬い表現
不可能ではないが「やりにくい、やりづらい」という気持ちを表す。
「にくい」は物理的なものに、「づらい」は心理的なものに使う、Example:フォークがなくて食べにくい/見た目が怖くて話しづらい。
接続:「マス」形+がたい
例文:
①:この服はボロボロだが、おばあちゃんからのプレゼントなので捨てがたい。
②:人を殺すことは許しがたい犯罪です。
③:忘れがたい思い出ができた。
④:普段日本では経験しがたいようなことが出来て嬉しかったです。

N2文法⑥

〜を抜きしては、〜抜きでは

意味:「〜がなければ(ダメ)」、それが無いならダメ、という意味、なので、後ろには否定表現がくる
接続:名詞+を抜きにしては
例文:
①:あなたを抜きしては私の人生は語れません。(語れ:かたれ)
②:国の援助抜きでは、この計画は実行できない。
③:この仕事は彼に抜きしては、成功できないだろう。
④:日本食はラーメンを抜きには語れません。

語る:【他动词・五段/一类】1.谈,讲,讲述。2.说唱。

〜ないことには

意味:「〜(で)ないと(絶対できない)」、その条件でじゃないと絶対ダメ!なので、後ろには否定表現がくる
接続:ない形、い形くない、な形でない、名詞+で/がない + ないことには
例文:
①:君が戻らないことには何も始まらない。
②:部屋が静かでないことには、撮影できない。
③:実際やってみないことには、成功できるかどうかわからない。
④:味については書きません。なぜなら、実際に食べないことには、この素晴らしさが絶対わかりませんから。

〜としたら

意味:もしも〜なら、AとしたらB→現実には違うことを表す。
接続:普通形+としたら
例文:
①:もし私がこの仕事を辞めるとしたらどう思う?
②:もし彼がイケメンだったとしたら女性にモテるだろうな。
③:ベトナムに旅行するとしたら、どこがいいですか?
④:もし私が店長だったとしたら、’日本語のメニューも準備したのになあ’と思いながら椅子に座りました。

〜となったら、〜となれば

意味:もしも〜なら、AとなったらB→現実になるかもしれない事を表す。「となれば」は過去形に接続できない
接続:名詞、普通形+となったら
例文:
①:海外へ移住するとなったら、手続きが大変だよ。(手続き:てつづき)
②:コンサートが中止となれば損失は大きい。
③:税金が下がるとなれば、景気が良くなると思います。
④:なので、皆さんが日本に旅行するとなったら一度来てみたらいいお思います。

[転載] 何かつけての意味

「つく」は、“つながりがある”、“関連がある”
「つかぬこと」は、“つながりのないこと”、“関連のないこと”

「つける」はその他動詞。“つながりをつける”、“関連づける”
「昔の事を思うにつけ」、「それにつけても」

「なにかにつけて」の「なにか」は「何彼」であって、「か」は(語源的に言って)助詞ではありません。
(cf. 「何や彼(か)や」、「何も彼(か)も」、「誰も彼(かれ)も」、「何処(どこ)も彼処(かしこ)も」)
「何彼につけ(て)」=「何につけ彼につけ」=“あらゆることにつけ(て)”
というわけで、表記は「何彼につけ(て)」か「なにかにつけ(て)」であるべきで、「何かにつけ(て)」と書くのは好ましくないと思います。

何彼(なにか)につけ
(「て」を伴うこともある)いろいろのことに関して。万事について。
・ 駅に近い方が―(て)便利です
・ ―(て)世話をする
・ 当時を―(て)思い出す

何かにつけて」とはどういう意味ですか。

N2文法⑤

〜によって、〜により

意味:理由の「で」を意味する「で」の硬い表現、方法の「で」を意味する「で」の硬い表現、
接続:名詞+によって、〜により
例文:
①:雪の影響によって、飛行機が遅れている。(理由)
②:事故によって大勢の人がけがをしました。(理由)
③:日本語の森で働きたい方、メールによる応募(おうぼ)もOK!(方法)
④:早く寝ることにより、疲れをしっかり取る。(方法)

〜につき

意味:「〜だから(〜になった)」の硬い表現、変更などを知らせる時に使う、書き言葉で掲示板(けいじばん)やポスターの等(とう)の告示
接続:名詞+につき
例文:
①:初めてのお客様につき半額とさせていただきます。
②:交通機関の遅延(ちえん)につき、テストの開始時刻を遅らせます。
③:この本は特別割引価格(かかく)につき、払い戻しはできません。
④:優勝につき、MVPを受賞した、田中選手に対するインタビュー記事。

〜につけ

意味:「〜するたびに」の硬い表現、よく、気分を表す単語を一緒に使う、「何かにつけ」→「何かがある度に」という意味、「〜につき〜につき」→「〜時も〜時も」という意味
接続:辞書形・名詞+につけ
例文:
①:沖縄の旅行話(りょこうばなし)を聞くにつけ、本当に一度行ってみたいと思う。
②:雨につけ晴れにつけ、どちらにせよ大変だ。
③:あの優勝したときのことを思い出すにつけ、「サッカーやって良かった」と思う。
④:母は、何かつけ、「早く恋人を作ったほうがいい」と言う。

N2文法④

~につれて、〜にしたがって

意味:「同時に」の硬い表現、AにつれてB→Aが変わるとB同時に変わる
接続:名詞する・辞書形+につれて、にしたがって
例文:
①:会う回数が増えるにつれて、どんどん惹(ひ)かれていった。
②:食欲がなくなるにつれて、体重(たいじゅう)がどんどん落ちていった。
③:夏が近づくにしたがって、どんどん気温が上がっていった。
④:時間が経つにつれて昔のことを思い出せなくなってきた。

〜に伴って、〜に伴い

意味:「〜したから(〜が変わった)」AにともないB、Aだから同時にBが起きた。Aが原因だ。
接続:名詞する・辞書形+に伴って、とともに 
例文:
①:社長の交代に伴って、社内のルールが見直された。
②:社名変更に伴い、名刺を作り変えることになった。
③:海外進出に伴い、英語に強い人材を多く採用した。
④:ルール変更に伴い、試合開始が予定していた時刻より少し遅れた。

〜に次第で(は)

意味:「〜によって」の硬い表現、「〜によって」〜結果になる、結果は1か100か!2つの結果が待っている。
接続:名詞+次第で
例文:
①:夏休みの過ごし方次第で、大学に受かるか落ちるかが決まる。
②:そちらのお答え次第では、取引(とりひき)を白紙(はくし)にします。
③:皆さんがJLPTに合格(ごうかく)できるかどうかは、毎日の過ごし方次第で決まります。
④:サッカー得点(とくてん)の順位なんて相手次第で決まるからあまり重要じゃないと思います。

取引(とりひき):1.交易;贸易,商人之间,或商人与顾客之间发生的上的商业行为,买卖行为。2.谈判;为了相互的利益,采纳双方的主张要求并达成妥协。

得点:1.得分,得分数,在考试、体育比赛等中得分或所得的分数。
順位:1.名次,位次,席次,等级。

〜に応(おう)じて

意味:「〜によって」〜結果になる」硬い表現、Bは1〜100!いろんな結果が待っている。
接続:名詞+に応じて
例文:
①:合計金額に応じて、割引率が決まる。
②:生徒の成績に応じて、クラス分けをする。
③:健康状態に応じた食生活を心がける。
④:順位に応じて評価(ひょうか)してもらう。

N2文法③

〜 に関して

意味:「〜について」
接続:名詞+に関して

例文:
①:地球温暖化(おんだんか)に関して調査を行う。
②:この件に関しての君の意見を聞きたい。
③:方言(ほうげん)に関して調べる。
④:私は医学に関してあまり詳しくはないのです。

〜 を巡って(めぐって)、〜をめぐり

意味:「(二人以上の人が)〜について」、議論、噂など、いろんな人の意見が行ったり来たりするときに使う
接続:名詞+を巡って

例文:
①:彼の処分(しょぶん)を巡って、長時間話し合った。
②:いじめ問題をめぐって、先生たちの賛否(さんぴ)は分かれている。
③:亡くなった親の財産を巡って、兄弟が対立する。
④:私が大会直前に怪我(けが)をした時、出場するかどうかを巡りいろんな意見がありました。

〜 にかけては

意味:「〜については(ナンバーワン NO.1)」、これだけは誰にも負けない。

接続(せつぞく):名詞+にかけては

例文:
①:日本語教育にかけては、W大学がもっとも研究が進んでいる。
②:タイン先生は、日本語会話にかけては、誰にも負けない。
③:授業のわかりやすさにかけては、ズん校長(こうちょう)の右に出るものはいない。
④:怪我を治すことにかけては、だれにも負けない自信がありました。

日本のアイドル熱

なぜアイドルに熱を上げるオジサン、オバサンは醜いのか

新潟(にいがた)のアイドルが自宅(じたく)で襲われるトラブルがあったね。小さな都市では自宅の住所(じゅうしょ)がバレるなんて当然。京都ですら隠し事はできないっていうからね。知り合いの芸妓さんが「浮気したら一発でバレる」って嘆(なげ)いていたよ。タクシーの運転手が喋るそうだ。

あの事件で驚いたのは、50歳前後とおぼしきファンを公言(こうげん)する人たちが平然(へいぜん)とテレビカメラの前に素顔(すがお)をさらし、あれこれコメントしていたこと。メンバーの名前を挙げて「彼女は悪くない」とか何とかいっていたけど、娘ぐらい年の離れた少女に熱を上げで恥ずかしくないのかね。彼らも地元に住んでいるとしたら、どこの誰か分かるだろうし、近所(きんじょ)で評判(ひょうばん)になりそうなものだけど、全然、平気なんだね。アイドルに夢中になるよりも、もっと本を読んだり、勉強したりしようとは思わないのかな。

劇場にオジサンがいる一方で、オバサンは銭湯で巡業(じゅんぎょう)する歌手を追いかけて各地へ行くんだっていう。彼女たちは、お目当の男性の体(からだ)の汗をタオルで拭いてあげるそうだ。あんて卑猥(ひわい)だんだろう。まるでソープランドのサービスじゃないか?いやらしいのが悪いとは思わないけど、見栄(みえ)とか恥ずかしさとかはないのかね。いい大人なんだから。夢中になるにしても、カッコ悪い振る舞いはやめようよ。

オジサンもオバサンも寂しいんだろうね。オジサンは、家庭で相手にされていなかったり、そもそも独身で彼女もいなかったりするんだろうし、オバサンは旦那とか恋人とかとセックスをすることもなくなったのかな。幸せじゃないから、愛されていないから、偶像(ぐうぞう)に縋り付く(すがりつく)。その気持ちはわからないわけではないけど、みっともないことはやめようよ。

第2次大戦で夫(おっと)を亡くした女性のうち、子供がいなかった人は再婚した。でも、子供がいる人は大抵(たいてい)、シングルを貫いたそうだ。子供を守るため、どんなに苦しくても耐えて、頑張って生きた。耐えることを教えられた時代だったから、それが当然と思えたんだね。

今わ違う。スポ根の世界で鍛(きた)えられた人は別だろうけど、耐えることを学んでないから、感情をせき止める堤防(ていぼう)が低いし、すぐに決壊(けっかい)しちゃう。しかも、欲望がむき出しになった自分を醜い、恥ずかしいとも思わない。物事を素直に表現することは悪くないと思うけど、周囲にばかだと思われることはやめようぜ。

ばれる:1.(谎言等)揭穿,露马脚。2.钓到的鱼逃走。3.约定的事情泡汤。4.说猥琐的话。
嘆く(なげく②):1.慨叹,叹惋。2.叹息,叹气。悲叹,哀叹。
思しき(おぼしき):1.「思し」的体言形式。希望如此。总觉得,好像是的。(「思し」の体言形式。こうありたいと思う。思われる。そうらしく見受けられる。)
公言(こうげん):1.公开说,声明。(隠しだてせず、人前で公然と言うこと。おもてだって言うこと。)
平然(へいぜん):2.坦然,泰然,不在乎。
さらし:晒し、曝し
拭く(ふく)
卑猥(ひわい):1.下流,猥亵;粗俗,粗鄙。(下品でみだらな・こと(さま)。 )
縋り付く(すがりつく):1.扶住,扒住,揪住,抱住,缠住。将人或物作为靠山而死命抱紧。(人や物を頼みとして懸命に取り付く。)
みっともない:1.不像样,不体面,不成体统,难看。
貫く(つらぬく):2.贯彻始终,达到目的,坚持到底。
鍛える(きたえる)
学ぶ(まなぶ):1.学,模(摹)仿。
せき止める:1.(他一) 堵住,塞住,拦截。
素直(すなお):1.坦率,老实,天真,纯朴,顺从。2.纯正,地道,工整。
物事(ものごと):.事物。事与物。所有有形和无形的东西。各种各样的事。(物と事。一切の事柄。)
目当て(めあて①):1.目标。作为标记而着眼的场所或物体。(目じるしとして,目をつける所や物)。
2.目的;指望;打算。做事情时心中确定好的 目标、目的或标准等。(事をするときの到達点・基準などとして心に決めていること)。

日本の正座

明治時代の教育で浸透?「正座」は茶道における伝統的姿勢ではなかった

以前筆者は、正座は日本の伝統的なお座りではないことを記事にし、正座が日本人の伝統的なお座り方とされる経緯を紹介しました。

これは、お茶の世界でも当てはまることで、元々は茶道において正座をしなければならないという決まりはありませんでした。

茶道を完成させた千利休(せんのりきゅう)の時代にも、茶道には正座という作法(さほう)は存在しまんでした。当時は、身分によって正しい座り方というものがあり、片膝(かたひざ)を立てたり、胡坐(こざ)をかいたりと、身分によって座り方は様々でした。

茶道の世界において、「正座」がいつごろから正しい座り方として認識されるようになったか、詳しくはわかりませんが、少なくとも江戸時代の中頃(なかごろ)には茶道のお作法としての正座が正し所作だと認識されるようになったようです。

そして、それをさらに助長(じょちょう⓪)したのが明治時代の教育。明治期になって国民が近代教育を受けられるようになると、「体育」や「修身」の時間に正座を模範(もはん⓪)的な座り方と教育するようになり、正座という座り方が広く国民に浸透するようになったのは前にお話しした通りです。

また、「正座」という所作が広く国民に浸透するようになった結果、当時の日本家屋(かおく①)も正座に適した造りに変化していったということも考えられます。

「最近の日本人は正座もできない」とは年配者が若者に向かってはくお小言(こごと⓪)でもありますが、そもそも座り方の所作なんでものは、時代や文化によって大きく異なるものなのです。

最近では、生活様式の変化で正座ができなくなった人も増えてきたこと、足の不自由な人が気軽にお茶席を楽しめるように、「正座をしない茶道」というものも浸透しつつあります。

また、「立礼(りつれい)」と言われる作法もあるようです。これは、点茶皿と称する(しょうする)テープルに風呂釜・水指(みずさし)を置き、椅子に腰掛けて行う作法で、明治始めに裏千家(うらせんけ)が外国人客をもてなすために考案(こうあん)したと伝えれています。

もてなす:1.招待,请客。2.接待,对待。
考案(こうあん):1.设计,规划,研究,设计出新的方案。

N2文法②

に限り

意味:「〜だけ」の硬い表現

接続:名詞+に限り

例文:
①:本日ご来店のお客様に限り500引きに致します。
②:猫と犬に限り飼育(しいく)が認められているマンションだ。
③:学生に限り、無料で入室できます。
④:今晩ご来場(らいじょう)いただい皆様に限り、限定版(げんていばん)DVDを差し上げます。

に限って

意味:「〜だけ」の硬い表現

接続:名詞+に限って

例文:
①:今日に限って天気が悪いて拗ね。運が悪い。
②:あの服屋さんは私が行かないときに限ってセールをする。
③:急いでいる時に限って道が混んでいる。
④:以前から祭りの日に限って雨でしたが、今年は晴れとこともあり、大変盛り上がりしました。

に限って〜ない

意味:「〜だけ」の硬い表現

〜に限って+ない → 「〜だけは〜しないはずだ」後に「信じられない、わかがない、はずかない」なのの表現が来る

接続:名詞+に限って〜ない

例文:
①:物を盗むなんて、彼に限って、そんなことは100%ありえないと思う。
②:うちの子に限って、万引きなんてするわけがない!信じられない。
③:彼女に限って浮気なんて出来るはずがない。
④:今日に限って皆さんが来ないはずがないと思いました。

万引(まんび)き:1.扒窃商店物品。偷东西。顺手牵羊。(買い物をするふりをして、店頭の商品を掠め取ること。)

N2文法①

〜(て)以来

意味:「〜してからずっと」の硬い表現

〜の時から今までずっと変わらない

接続:名詞、動詞テ形 + 以来

例文:
①:彼とは卒業以来会っていない。
②:昨年の大学生の読書時間は一日平均約24分で、調査を始め以来最短らしいです。
③:三年前恋人と別れて以来、まだ出会いがありません。
④:彼は五年前日本に来て以来、一度もベトナムに戻ってない。

〜(て)はじめて

意味:「はじめて」→ 言葉の意味そのまま

これまではずっと〜だったが、この時始めて変化した。

接続:動詞テ形+はじめて

例文:
①:生まれてはじめての海外旅行だ!
②:会話は相手がいてはじめて成立する。
③:国を離れて始めて、親や国のありがたみがわかったという。

ありがたみ:1.恩惠。有感谢之意。(ありがたいと思って、それに感謝する気持ち。)